■エグゾーストシステム

市販車の排気システムはコストと耐久性のバランスを取りつつ全てのライダーに最適なキャラクターになるように設計されています。
そのためライダーの乗り方や使用目的(モトクロスやエンデューロなど)によってマフラーを替えることで対応する場合も出てきます。
特に近年の4ストローク化によって音量とパワーのバランスを取るために各社が様々な取り組みをしています。

素材について
現在市販されているマフラーの素材はチタンステンレスアルミ合金カーボンなどが主に用いられています。マシンの重心から遠い位置にあるマフラーはその軽量化の恩恵を受けやすい為に出来る限り軽いマフラーが理想です。チタンなどは比重はアルミよりも重いのですが、その高強度から薄く作ることが出来、その分製品としての重量を抑えることが出来ます。しかし薄いが故に遮音性では劣る場合があるのです。また加工に特殊な設備がいるために製品価格も高価になるのが難点です。ステンレスは鉄とほぼ同等の比重がありますが、鉄よりも固く加工が難しいためにやはり鉄よりも価格が高くなります。アルミやカーボンに関してはサイレンサー部分などに使用されて遮音や軽量化に一躍買っています。
レースによっては音量規制が厳しい場合があってレギュレーションに合致しないマフラーもありますので注意して選んでください。

キャラクター関して
各メーカーは様々なフィールドでテストをしてキャラクターを決定しています。どのカテゴリーで活躍しているかが大雑把な目安になりますが、総じて全体のトルクを底上げして乗りやすい方向にセッティングしているようです。

■エンジンパーツ

マシンの心臓であるエンジンは、デリバリー状態での性能も高いためにあまりアフターマーケットでのパーツデリバリーがありません。理由の一つとしてメーカーが独自のパワーアップパーツをリリースしていることや、同じメーカーの中で流用パーツがあったりして手軽にパワーアップが図れる事も大きいでしょう。

とはいうものの、ボアアップパーツや軽量ピストン、フライホイールウェイトなど自分好みにセッティングするためのパーツは探せばまだまだ出てきます。
特に近年ポピュラーになりつつあるモトクロッサーをエンデューロ仕様にモデファイする場合などはアフターパーツに頼る部分も随分多くなります。
ここではそんな自分好みにモデファイするエンジン関係のパーツもご紹介致します。

■EXHAUST PARTS − マフラー&パイプ −

FMF

1973年から30年以上に渡って二輪用のマフラーを提供し続けている“FMF”社は、近年“MEGA BOMB”(メガボム)を開発リリース。 年々音量規制が厳しくなる中、エキパイチューンは今後のスタンダードチューンUPアイテムに!

 
■ENGINE PARTS − エンジンパーツ −

STEAHLY OFFROAD

1987年からフライホイールウェイトを作り続けている老舗パーツメーカー。
フライホイールに取り付けるタイプのために大きな加工を必要とせず、簡単にマシンの性格を変えることが出来ます。そのために今では多くのライダーから支持されています。