■NEWS | |
YAMAHA ハードエンデューロ用オフセットスプロケット
YZ125及びYZ250Fにハードエンデューロ用のスプロケットキットが発売になりました。 |
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待望のドライブスプロケット登場!
SCM調質材を切削加工の後、浸炭処理とショットピーニングを施し精度、強度、耐摩耗性などを、異例のレベルに高めています。 |
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機能性の追求から生まれた精緻を極めた芸術品、それが ISAスプロケットです。
スプロケットこそ、高精度なマシニングを得意とするISAの設計、加工、仕上げのそれぞれに関する技術をフルに投入し世界最高の製品を造ろうという意志を具現化した工業製品の枠を超えて魅惑的な、至宝のプロダクツです。
スプロケットは、他のパーツとは異なり、ある部分は規格に忠実でなければならない反面、他の部分は自由に設計・製作ができます。つまり、制約の中にどれだけオリジナリティを込められるかという、設計のセンスと加工技術が問われるチャレンジングなパーツなのです。
チャレンジングだからこそ、 ISAが最初に造ったパーツがスプロケットでしたし、今なお最も興味を持ち、設計や製法に関する絶え間ない改良を続け、品質向上に取り組んでいるのも、もうすっかりおなじみになった超々ジュラルミン削り出しのスプロケットに他なりません。
形、色、手触りなどの、他にはない特徴。これらはいずれも、一般の機械部品ではなく、オートバイ用に特化したスプロケットに ISA自らが課した、過酷ともいえる基準を満たした結果です。
ISAでは、オートバイ用のスプロケットに必要な性能を“精度・強度・耐摩耗性”の3つと捉え、それぞれに最適の、そしておそらく、商品として量産できる最高水準の加工技術・材料・処理方法を採用することにより、スプロケットというありふれた機械部品の常識をくつがえすハイクオリティ、かつハイパフォーマンスな製品を産み続けています。
精度を左右する機械加工にはNC工作機を用いさらに工程を連続させることによって誤差を除去。
超々ジュラルミンと50μm厚の硬質アルマイトにも独自の厳しい基準をクリアした物を選んでいます。
スプロケットの素材に、軽量かつ強度に優れ、さらに高精度な機械加工に対する形状の安定性が高い超々ジュラルミンを使用するのは、今や当然のこと。
しかしISAでは、 ただ優れた素材を使うだけで満足するのではなく、素材メーカーの協力を得て、通常のラインアップにない厚さの板材を使用し、切削量を減らすことによって歪みの可能性を低減。これにより加工時間と材料の無駄を省くことにも成功し、高品質とリーズナブルな価格の両立を達成しています。
スプロケットの加工に関して、チェーンと接触する歯の部分の寸法や形状の精度を高めるのは比較的容易です。それよりも問題となるのは、センター穴やボルト穴の位置であり、穴径なのです。歯形がどんなに精密でも、取り付け部分がズレていれば、何の意味もありません。
車両メーカーの純正部品や多くのアフターマーケット製品を調べてみると、これに配慮したスプロケットが非常に少ないことに気がつきます。チェーンの遊びを点検していて、伸びが不均等だと思ったら、実はスプロケットの偏心が原因だったというのはよくある話です。
この問題を解決すべく、機械加工の工程でズレが生じる可能性を可能な限り排除し、工程を連続させることによって、個々の加工部分の精度だけでなく、それら相互間の寸法精度を飛躍的に高めることに成功しました。
それと合わせて、センター穴やボルト穴の公差をできるだけ小さくし、装着時に生じるズレを極小にしています。装着時の吸いつくようなフィット感に、こうした追求の成果が現われています。
表面には50ミクロン厚の硬質アルマイトを施して耐摩耗性を高め、機械加工の美しさを引き立てています。また、オフ車用には、歯底に縦溝を追加し、異物の噛み込み防止と排出を狙っています。
触ったときの高品質感は、取り付け時にわかる高精度と、継続使用によって判明する耐摩耗性の高さによって、さらに確かなものになるでしょう。これらが、スプロケットにおける“高性能”であると、ISAは考えています。
走りの質を緻密に高めるための必要条件
精度を求めることは、我々にとってそう困難なことではない。
なぜならコンピューター制御による加工の進歩は、今までの常識をはるかに越える水準の精度を可能としているからだ。
問題は精度のように数値で表すことのできないもの。
つまりは味わいとでも言うべきものだろうか。
それは、材料と加工のベストマッチングによって生まれるもの。さらに、モーターサイクルに求められる、走りの質の意味を理解していなければ創り出すことのできないものなのである。
ISAは、積み重ねられた経験のなかから、その条件のすべてを熟知しているのだ。
モーターサイクルスプロケットに求められる精度はギヤ類とは異なり、軸間距離が変化したり伸びが生じるドライブチェーンと組み合わせて使用されるため、微妙な値が求められる。
さらにドライブチェーンからの歯離れの良さが欠かせない。
これによって摩耗が減り、耐久性が向上するのである。
またホイールに取り付けるためのボルト穴とセンター穴の加工精度、とりわけセンター穴の偏心は極限まで減少させる事が必要だ。
ISAは歯の加工に際して1/1000mmオーダーの超精密切削加工を行い、原理的に偏心をゼロにすることに成功している。
エンジンパワーをロス無く駆動力へと伝えていくために
こだわり抜いた技術とマテリアル
■最高のマテリアル |
最高強度のアルミ合金A7075-T651を採用。 剛性が高く、エンジンパワーをロス無く確実に伝達します。 |
■究極の加工技術 |
アルマイト処理の20倍の強度、さらに対摩耗性にも優れたダイアノ処理で表面加工。 摩耗係数も低く、チェーン抵抗によるロスを低減。 |
■耐久性のための機構 |
溝に切られた凹部の加工がギアとチェーンの間に入り込んだ泥砂を回転方向へと効率よく排出。抵抗を減らすと共に、チェーンの伸びを抑止する機能を発揮します。 |
■isaだけの独自性 |
外周の歯をはじめ、取り付け穴、肉抜き穴を同時に切削加工。 限りなく真円に近い回転と高精度を実現するisa独自の同芯加工。偏摩耗が起こりにくく、耐久性も大幅に向上しました。 |
■ISAコンセプト
精緻とロマン | |
「好きだから」という言葉が生み出すモノは偉大である。 ときにロマンを実現するため、究極の技術を創り上げることもある。 I・S・A。より楽しいマシンと人との関係を築くパーツプロダクト。その製品には、多様化するニーズに背を向け、コストや生産性を度外視した、こだわりのモノづくりの歴史が刻まれている。 |